「私は同性婚には反対の立場です」

「私は同性婚には反対の立場です」

同性婚に賛同する立場ではありません」

はあ。

聞き飽きた。

聞き飽きた。

わかった。わかったから、もう言わないでくれ。

もう聞きたくない。

同性婚には反対です。」

反対?へえ。そうなんだ。そっか。

反対。

憲法に基づいて?

あぁ、あの、あれね、24条ね。

わかってる、あれでしょ、24条に書いてある、「両性の同意」が、同性どうしじゃ成立しないってやつね。

うん。

うん、いや、わかってる。

もう聞き飽きた。聞き飽きた。

中学二年生、の時、自分ってもしかしたら“そう”なのかな、って思って、インターネットで調べた。

そうしたら『24条に基づいて、同性婚は認められない』って出てきたから、その条項を確認するために、中学受験の時に使った「日本国憲法」の資料集をわざわざ引っ張り出してきて読んだことがある。

 

『同性どうしじゃ結婚できない』

それが日本の決まりだもんね。

 

それを、中学二年生の時にはもうすでに、突きつけられてしまった。

それからも、ずっと。

いやというほど何度も、何度も。何度も。

『同性どうしじゃ結婚できない』って、いろんな場面で、繰り返し聞かされてきたから。

言われなくても、もう、わかってる。

日本では、同性どうしは結婚できない。




日本国憲法第24条。

【婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない】

へえ。

男女の結婚だと、両性の合意のみに基づいて、婚姻は成立する、と。

へえ。

誰も否定できないんだ。

血の繋がった親でさえ、誰も。

誰も、男と女の、その二人の結婚を、拒めないんだ。

すごいなあ。

二人がそれでよければ誰も止められないんだもんな。

いいな。

それが、同性どうしになった途端、

こんなにたくさんの人から、

こんなにたくさんの、赤の他人から、

否定され、反対され、権利を剥奪され続けているのだから。

 

日本って恐ろしい国だな。

 

同性婚に賛同する立場ではありません。」

この発言が許されてしまうんだから、怖いなあと、常々、

思い続けている。




日本で生まれて、日本で育った。

日本語が母語で、きっと将来もずっと、日本で暮らしていく。

その、日本という国で、自分がおそらく結婚できないということを、

私は、中学二年生の時に、知った。

 

高校に入る頃には、自分が俗に言う「同性愛者」であるということを、半ば確信していた。

私は、自分が「同性愛者」であると確信してしまったあの日から、ずっと。

ずっと、ずっと、ずっと、怖い。

 

初めて友だちにカミングアウトしたのは、高校一年生の時。

苦しくて、苦しくて、もう、自分の限界が近いのをわかっていた。

誰かに、この痛みを共有しないと、きっと自分が死んでしまう。

長い間、ずっと黙っていて、一人で隠し続けてきたけど、孤独と不安が心を蝕んで、もうどうしようもなかった。

この子ならきっと大丈夫だ、きっとわかってくれる。

高校に上がってから出会った友だちを、学校帰りにそっと、マックに誘った。

文化祭が終わったばかりで、秋の真っ只中。二人で月見バーガーを食べた。

話を切り出すのに、

とても、とても、勇気が必要だった。

月見バーガーを食べ終わって、ずっと、包装紙を折り畳んだり、開いたりして。

やがて、痺れを切らした友だちが、私に話を、促してくれた。

それでようやく、私は口を開くことができた。

 

自分が同性愛者であるかもしれないと意識し始めてから、二年半

これは、私が、たった一人の友だちにそのことを伝えるための勇気を出すのに、要した時間だ。

それ程に、自分が同性愛者であることを誰かに認めるのは、自分にとっては酷く、怖いことだった。

この子なら大丈夫と、そう思ったからカミングアウトしたのに、喋っている間中ずっと、膝の震えが止まらなかった。

そんな自分に、少しだけ驚いた。

 

彼女はとても、とても、親身に、私の話を聞いてくれた。

それが、とても嬉しくて、安心して、ただ、ひたすらに、ありがたかった。

 

それでも、期待通りとはいかず、私の心の苦しさが、晴れることはなかった。

恐怖は私の中でぐるぐると髑髏を巻いて居座り続けていて、彼女へのカミングアウトがうまくいったからと言って、他の子にカミングアウトすることはできないでいた。

 

だって、わかってしまうのだ。

同性どうしじゃ結婚もできない日本で。

誰が、誰が、誰が、私たちの存在を、認めてくれる?

同性愛は、同性愛者は、社会的に認められていないという、動かし難い事実が。拭い去れない思い込みが。

『日本では、同性婚は認められていない』

という具体性を伴って、私の目の前に

ずっと、ずっと、鎮座している。



初めて友だちにカミングアウトしてから、一年半ほど過ぎた、高校二年生の、冬。

私の心はまた、限界を迎えていて。

同じ部活の、一番の親友に、カミングアウトする決意を、した。

これ以上、親友の前で、自分を偽り続けることが、私には難しかった。

 

学校帰り。私はいつもとは違う道を、親友と二人、

歩く。

とっても寒い日だった。

部活の練習が終わった後で、外は暗くて。二人でシュークリームを買って、公園のベンチに、身を寄せ合って座っていた。

前回とは訳が違った。

この子なら大丈夫だ、という予感はないまま、ただ。

これ以上、親友の前で嘘を吐き続けたくなくて、私は口を開いた。

その時も、体の震えが止まらなくて。

その震えが、寒さのせいだけではないのを、私は知っていた。

怖かった。

たかが、自分の性的指向を親友に伝えるという、たったそれだけの行為が、ただ、ひたすらに。

怖くて、私は震えていた。

私の震えに気がついたのか、親友は席を立って。

私を連れ立って、近くにあったサイゼリヤに入った。

二人でミラノ風ドリアを食べた。

先ほどよりも暖かいはずの室内で、私の握るスプーンはまだ小刻みに、震えていて。

言葉を選んで、私は親友に、三年前にはもう既に、自分が同性愛者だとわかっていたと伝えた。

中学一年生の頃からずっと、彼女は私にとって唯一無二の存在だった。

距離も近く、お互いの一番の理解者だと思っていた。

だから、もしかしたらバレているかもしれないと、期待混じりに怯えていた。

けれど彼女は驚いたようだった。

彼女は私の話を真剣に、丁寧に、聞いてくれた。

「もういっそのこと、性別なんてない世界に生まれたかった」

そう言った私に、彼女は、

「ならもう一度、死ぬしかないね」

そう言って、少しだけ、笑った。

 

その日は解散して、その次の日の、夕方。

彼女からLINEが来た。

「昨日の聞いて」

「お前とどう接すればわからなくなった」

「嫌いになったとかじゃない」

私がそのLINEを見たのは、学校から塾に向かう途中だった。

乗り換えをするために、エスカレーターを下っていた。

LINEの青い画面に浮かぶその文字を見て、瞬間、胸をナイフで突かれたような。

そんな衝撃が、走った。

あの時、あのナイフで、死んでしまえていたら

もしかしたら、今頃。

性別なんてない世界に、生まれていたかもしれない。

 

次の日は、逆に私が意識してしまって。

親友と、まともに目を合わすことも、会話することもなく、部活を終えた。

練習時間が終わり、人の少なくなった音楽室で、私は堪えきれずに、たくさんの涙を流した。

友だちが駆け寄って、どうしたのかと、私の手を取る。

答えられるはずもなく、私は。

「トランペット、調子悪い?」

と聞く友だちの言葉に、頷くことしかできなかった。

トランペットなんて、どうだってよかった。

心の傷が痛くて、仕方なくて。

でも、言えるはずがなかった。

カミングアウトがうまくいかなくて、泣いてるだなんて。

知られてはいけなかった。

同性愛者であることを、これ以上。誰かに。

知られてはいけなかった。

 

親友の言葉は、私を酷く傷つけたけれど、

私は親友が悪いのではないと、よく、わかっていた。

自分が何年も、何年もぐるぐると頭の中で考え続けても、それでも受け入れることが難しい、「同性愛者」という言葉を。

剥き出しのまま、私は親友に投げつけてしまった。

きっと、誰だって、同じような反応をする。

悪いのは親友じゃない。

でも、私でもなかった。あのまま嘘を重ね続けていたら、きっといつか、限界がきていた。

あの時の私は、ただ、ただ、この社会が憎かった。

誰のことも責めさせてくれない社会が。

この状況を、彼女の拒絶を、「仕方ない」と思わせてくる社会が、どうしようもなく、ただ。

許せなかった。

 

親友の反応は普通だ。

拒まれたって仕方ない。

驚くのも仕方ない。

 

だって、日本では。

同性どうしじゃ、結婚できない。

 

結婚できるのは、男と女だけ。異性愛者だけ。

同性愛者は、社会から認められてない。

 

そんなの、バカみたいだ。

バカみたいだ。

バカみたいなのに、それが、ずっと、『日本では同性婚ができない』という事実として、ずっと。

 

ずっと。視界の隅でチラチラと蠢いて、私の視野を狭め続けている。

 

同性どうしの結婚が認められていないというのは、ただ、結婚できないというだけじゃない、それ以上の弊害を、当事者にもたらすものだと、思う。

 

同性婚には反対の立場です」

だの、

同性婚に賛同する立場ではございません」

だの。

言いたい放題。

聞きたくもないのに、耳に飛び込んでは、私の心まで簡単に貫く。

やめてくれと、私が叫んだところで、聞いてはくれないことを、私はもう知ってしまっている。

同性どうしの婚姻を認めることは、0をプラスに引き上げるものではなく、マイナスを0にするものでしかない。

それなのに、どうして。

どうして、これほどに、反対の声が上がるのか、私には理解ができない。

24条に「両性の」って書いてあるから?同性どうしじゃ子供を望めないから?養子縁組やパートナーシップで代用できるから?結婚のハードルが下がって偽装結婚しやすくなるから?帰化する外国人が増えるから?社会が変わって“しまう”から?

なんだそれ。なんだそれ。なんだそれ。

同性どうしの婚姻に反対するなら、せめて、せめて。

男女の婚姻に、婚姻という制度そのものに反対してないと、筋が通らないと思う。

 

今はもう、高校も卒業して、あの時よりかはいくらか強くなって、ここにいる。

ほんの少しだけ日本から出てみて、今は、十数年前からすでに同性どうしの婚姻を認めている土地にいる。

ここで生まれ育っていたら、もしかしたら。

私が心の中で、ぐるぐると育て続けた恐怖も、ここまで大きくならなかったんじゃないかと思う。

生まれた時から、もし、同性どうしの婚姻が認められている環境にいられたら、

どんなに、

どんなに、

どんなに。良かっただろう。

 

これ以上、日本のこの状況を、長引かせてはいけないと、そう強く思う。

でも自分にできることなんて何もなくて、本当に何もなくて、

 

一人。駄文を綴る。

 

綴っても、色々なことを考えて、右上にある青い【ポスト】のボタンを押せないまま。

下書きにしまって、お蔵入り。

 

ばか。

ばか。

ばか。

自分を、こんな臆病者にしたのは、誰。

許せない。

ずっと。ずっと。ずっと。

誰に怒っているのかもわからないまま、ずっと、憤りを抱えている。

 

早く「婚姻の平等」を、達成してほしい。

 

同性婚に賛同する立場ではありません」

 

なんて。

もう、聞きたくない。

 

でも聞こえてくるから、今日も。

自分が同性愛者であることを必死に隠して、ノンケのフリして、笑ってる。

同性愛を認めてくれない日本社会が私の中に産み落とした恐怖は、環境が変わってもまだ、私の心を蝕んで、離してはくれない。

 

 

 

 

ポストしなかった駄文たち




R二次まとめ

AvMjcの二次創作、数が多くなってきたので整理しました、お好きなものを拾ってぜひ読んでね(懇願

行間がアホ広くて見づらいとは思いますが許してくれ、順番は、若干おすすめ順になっております

 

 

全年齢

大学生、付き合ってないともさき

『君のガラスと空き缶の空』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24696968

 

むつさき、モーむつ融合if

『STiLL ALIVE』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24349401

 

不健全むつさき

『深い微睡の中で、ずっと』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24095467

 

娘の幸せを願う瑞穂さんの話

『瑞祥を願う』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229296

 

えっち直前たきさき

『麦茶の匂い』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25762200

 

健全むつ(ムツ)さき

『忘れない』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24616042





ギャグ

遠征の合宿でドタバタするAvMjcメンバー

『ダウト!!!!!』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24503234

 

母「娘が母娘相姦もののエロ本隠し持ってた……」のコピペ改変ういさきversion

『祥子「初華が幼馴染相姦もののいかがわしい本を隠し持っていましたわ……」』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23807882



R18

ド直球ハードエロ

性癖詰め合わせういさき

『噛み砕く』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24253956

 

愛のないにゃむさき

『擬似性行』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24744711

 

秘書海鈴にお仕置きされる社長祥子のうみさきからのにゃむうみさき3P

『秘書の悩みごと』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25741997

 

ケモ耳初音とツノ尻尾生え祥子のはつさき

『この愛のあとにも また』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=26163769

 

モブさきからのみなさき

『no longer alive』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24910983

 

ふたなりむつさきモー

『天国によく似た地獄』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24122607

 

モーさきえっちからの朝チュンむつさき

『おかえりと言わせて』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23889788



愛のあるエロ

睦生存成人済みむつさき甘々えっち

『甘く、眩く、深く、咲く』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24911100

 

成人済みはつさき 逃避行えっち

『いつか終わる永遠を、あなたと』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24512063



湾曲表現エロ

ういさきえっち初夜

『締め付けて離さないで』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23970632

 

うい→さき→むつ 睦死亡if

『あなたじゃない』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24210843



微エロ

睦を探してる祥子に今の自分を見て欲しいムツミのはなし

『私のことを見て、私の話を聞いて、』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24616035

 

本番なしのはつさき授乳プレイ

『たった数分の』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24504534



オメガバシリーズ

 

1話 ともαさきα、ftnr

crychic時代に一度だけ、燈と体を重ねてしまった祥子

『陽だまりに堕ちる』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25228900

 

2話 むつΩさきα→Ω

『暗転』

燈と体を重ねたことにより、ビッチングを起こしてしまった祥子と、そんな祥子を気遣う睦のはなし

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25228900

 

3話 あのβさきΩ

『愛、尽きるまで』

燈の匂いにあてられてヒートを起こしてしまった祥子と、辛そうな祥子を楽にしてあげたい愛音のはなし

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229031

 

4話 ういさき

『嘘で塗り固める』

AvMjc解散前、同棲を始めたういさきの話、初華の自慰

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229082

 

5話 モーむつさき3P

『夢の中』

AvMjc解散後の、モーむつさきえっち、ド直球エロ

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229202

 

6話 はつαさきΩ  無意識に初音の服を集めて巣作りをしてしまう祥子、初音にうなじを明け渡す

『born to be with you』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229251

 

7話 娘の幸せを願う瑞穂さんの話

『瑞祥を願う』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229296




俺のオススメ

全年齢編

『君のガラスと空き缶の空』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24696968

→大学生ともさき、本当に良い出来、読んでください(懇願)

後日談もTwitterにあげてます(はつさき)

https://x.com/r__ego_/status/1919349567679516916?s=46

 

『STiLL ALIVE』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24349401

→好きなむつさき。10話見て絶望した後自分を納得させるために書いた、私の作品の中で唯一中国語に翻訳され世界に羽ばたいた作品(ありがたい)

 

R18編

『no longer alive』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24910983

→みなさき。みなさきもいいけどみなさきえっちに至るまでの文字の運びが素晴らしい(自画自賛)、あと最後のムツさきも、我ながら大好き

 

『擬似性行』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=24744711

→にゃむさき。とにかくエロい

 

『秘書の悩みごと』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25741997

→うみさきからのうみにゃむさき3P、これもエロい、あの後3人で添い寝でもしたんかなとか思うと可愛い

 

『夢の中』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=25229202

→モーむつさき3p。オメガバシリーズの第5話だけど、単体で読んでも楽しめると思います、エロいので読んでください

 

『締め付けて離さないで』

https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=23970632

→3話時点くらいで書いたういさき、symbol iii▽の歌詞が散りばめられていますので探してください♡





数えたら27作品ありました、読んでくれてありがとうございます、愛してます

(こないだのトラベラーズノートのブログとはかけ離れたものをお出ししてしまい申し訳ありません、今後はまともなブログ書く(願望)ので許してください)



トラベラーズノートは、いいぞ!!!

うん、ちょっとTwitterで毎日ブログを書いていらっしゃる方がいて、ブログいいなぁと思って自分も真似しようと思った次第です。

毎日書けるほど継続力がないので、これが最後になるかもしれないけど、せっかくはてなブログのアカウント持ってるんだし、書かない理由もないので書いてみようと思います。前回のブログは2023年の10月ですね、ストレスと不安が絶頂だった頃に書いたブログで、なかなかシュールで笑えるので、前回のもよかったら見てほしい。

https://rime.hatenablog.com/entry/2023/10/09/173506?_gl=1*1d6jt00*_gcl_au*ODA5NjM4NzgxLjE3NTgwNTk0MDM.

 

いつもはRを名乗ってますが、ここではRimeですね。まあなんでもいいか。

 

たまには、百合について語るのではなくて、ずっと水面下で愛してるトラベラーズノートの布教を、しようかなと思う。

中目黒のトラベラーズファクトリー

トラベラーズノートという、ノートがある。トラベラーズカンパニーというところが出している、革製のノートである。たぶん牛さんの革だと思う。記憶が正しければ。

トラベラーズノートには大きさが二種類あって、一つは結構大きめの、A3を三つ折りにしたファイルがすっぽり入るくらいのサイズのノートで、人々はこれをレギュラーサイズと呼ぶ。もう一つはパスポートがすっぽり入るようなサイズのノートで、これはそのまま、パスポートサイズと呼ばれている。

 

自分は、ブルーのパスポートサイズと、オリーブのレギュラーサイズを一つずつ、持っている。

 

そんなトラベラーズノートとの出会いは2023年の12月である。

その頃の私は、長いこと私を悩ませていた、自分の人生をステップアップさせるための試験じみたものを終わらせたばかりで、とっても幸せな気持ちでいた。長いこと封印していた百合漫画やアニメを解禁して、Twitterもこの頃に再開した。

 

その日、私は渋谷のロフトに居た。

何をしに渋谷に行ったのかは忘れてしまった。私は渋谷が好きなので、まあ何も考えずに、テキトーに電車にでも乗ったのだと思う。何せその頃は毎日、遊ぶのに忙しかったし、遊びたくて仕方がなかった。

試験じみたものを終わらせるまでは長いこと、遊ぶこと自体に罪悪感を覚えるような日々を送っていたから、きっと開放感で、ハイになっていたんだろう。

 

だって、ハイになってないと、5,000円のノートなんて買わない。

 

……嘘です。ちょっと話を盛りました。公式ホームページによると4,620円(税込)らしい。うん。いや、高いな。

 

その月は12月ということもあって、自分へのクリスマスプレゼントってことにしよう!!!と心の中で何度も言い訳をして、渋谷のロフトの、地下にある文房具売り場でたぶん45分くらいうろちょろして、ようやくレジに持っていったことを、今でもよく覚えている。牛革だとしても、めちゃくちゃ格好良くても、高いものは高いんだもん!言っちゃえば中身はただのノートだし!しかもパスポートサイズの、小さいやつ。しかもその場で見惚れての、衝動買い。

 

そして、結論から言えば、私はあの時の自分を褒めちぎってやりたい。よく買った!ありがとう!お前は良い買い物をした!

 

そう、トラベラーズノートに、私はあの日以降ずっと、メロメロである。メロッメロ。日々持ち歩いては、時折その表紙を撫でてニヤニヤしてるし、無駄に机の上に出しては、ずっと視界の端に捉えて見惚れている。たまに人に褒めてもらえると、とっても嬉しい。

 

なんでこんなにトラベラーズノートって魅力的なんだろう?って思うので、ちょっと考えてみようと思う。ここまで読んでくれている方がいるかわからないが、もしいたら、あともう少しだけ、この駄文に付き合ってほしい。そして願わくば、一緒にメロメロになろう?トラベラーズノート買おう?(CV佐々木李子

……ごめんなさい今のは内輪ネタです。忘れてください。

 

ゴホン!よし、トラベラーズノートの魅力その1!

 

見た目!!!!!!!

 

はい、見た目です。

この見た目のノートが欲しくてみんな5,000円出すんですよ最初は。だってあまりにも可愛い!そして格好いい!

 

私のノートは少しアレンジしていて、紐の結び目が表紙に来るようにしています。だってそっちの方が可愛いから!あと紐の色も、デフォの色じゃなくて、予備で入っていた明るめの色に変えています。だって、そっちの方が可愛いから!!!

 

この紐につけるチャームも、トラベラーズファクトリーからたくさん可愛いのが出ていますが、私はつけない派です。表紙に傷が付きそうで怖いのと、持ち歩くときにどっかに引っかかりそうだから。可愛いんだけどね。

 

と言うことで、見た目の良さを、まずは語ります。

 

まずね、見てほら、格好いいでしょ?

レギュラーサイズのオリーブと、パスポートサイズのブルー

私はロードオブザリングとか、ホビットとか、大好きな人間ですが、このノート、ガンダルフが持っていても何の違和感もないと思いませんか?

まるで映画から飛び出してきたような見た目。それでいて、普段使いしても恥ずかしくないシンプルさ。

いや、素晴らしい。

素晴らしいでしょ。

素晴らしいんですよ。

 

で、もう一つ。

格好いいのはそうなんですが、可愛いんですよ、このノート。

先ほども書きましたが、かなり自分用にカスタムしてます。中のリフィルとか、種類がめちゃくちゃたくさんあるので、好きなものを選び放題ですし、コラージュとか始めちゃったらもう、それはもう、自分の子供みたいなもん。要するに、愛おしくてたまらない。




(ここまで書いて、自分の携帯見たら、恐ろしいメールが来ていて、今冷や汗が止まらん、今は日本を離れ海外にいるのですが、打たなきゃいけないワクチンをまだ打ち終わってなくて、来週の金曜日までに何とかしないとここを去ってもらいますよってメール来てた。死ぬ。慌ててメール返したけど、まじ怖、しっかりします。ここを追放されたら行く場所がないのでどうにか頑張りたい。異国の地で居場所を失うのは、すなわち『死』ですからね、まじで。)




はい。気を取り直して、トラベラーズノートの魅力その2!!!!

 

手帳へのモチベが保たれる!!!

 

紙の手帳って、買っても結局長続きしなくないですか?

私は飽き性なので、2022年の手帳も、その前も、その前も、買ったはいいものの全く書いてない。1月にちろっとその年の抱負を書いて、うん、それで終わり。

 

しかも、気に入った表紙のを見つけても、基本的にはその一年が終わったらもうおしまい。悲しい!辰年の時に可愛いドラゴンのノートを買ったんですけどね、あれももう使えません、もう辰年ではないし、中のノートだけを変えるということができないから。

 

けれどほら!トラベラーズノートならどうでしょう!中のリフィルを新しいのに変えれば何年も何年も使い続けることができるんですよ!!!しかも使えば使うほど革が手に馴染む。味が出る。選ぶ色によっては色や硬さがどんどん変わります。私の選んだブルーはあまり変わらない方だとは思う。それでも二年弱でだいぶ変わりました。マットだったのが、いい感じに光沢が出てきました。(こらそこ、手汗のせいとか言わない!)

キャメルなど、明るい色の方が経年変化が出やすいと聞きましたが、それも好みですね。もし欲しくなって、買うぞ!ってなった時は、ぜひトラベラーズカンパニーの直営店へ!たくさんサンプルが置いてあります。

自分の選ぶ色がどんな経年変化を起こすのか、あれこれ想像しながら色を選ぶのもトラベラーズノートの魅力の一つです。あと、同じ色でも割と個体差があるので、買った後に箱を開けるドキドキも、味わってみてほしいです。

 

ちなみに色は、黒、ブラウン、キャメル、ブルー、オリーブの5色があって、たまに限定色が出てます。ブルーは青というより緑に見えるし、オリーブは公式の写真だと緑に見えるけど、実際にはかなり茶色に見えます。これも個性なのかな。でも、特にオリーブは実物見てから買った方がいいです。写真とかなり受ける印象が違う。

 

直営店であるトラベラーズファクトリーは中目黒、東京駅の丸の内地下北口、成田空港、京都にあります。私は中目黒と東京駅のお店は行ったことがある。東京駅はマジで行くたびに迷子になるし、すこし小さいので、中目黒の方がおすすめかな。中目黒が本店だし。いや、中目黒のお店も結構小さいんですけど。でも、本当に素敵な場所なので、ぜひ行ってみてください。

ほら、中目黒はAve Mujicaの聖地でもあるしね、聖地巡礼のついでにでも!はつさきハウスのある中目黒には、トラベラーズファクトリーもありますから!

……これもオタクの内輪ノリです。忘れてください。

 

話が横道にそれましたね、戻します。そうです、トラベラーズノートを手にした瞬間、私の飽き性が嘘のように、手帳が続くようになりました。

毎日持ち歩いて、意味もなく机の上に出してニヤニヤしているんですから、予定が舞い込んできたらそりゃあ、嬉々として書き込みます。

何なら特に意味もなく手にとって手帳を開くから、予定が頭からすっぽ抜けるなんてことも、ほとんどなくなりました。ありがたい。

 

紙の手帳に予定を書きたいけど、続かないしなぁって思っている人がいたら、自分が愛してやまないノートを探すの、おすすめです。もしそれがトラベラーズノートだったら、一緒にノート見てニヤニヤしましょ。トラベラーズノートのニヤニヤ仲間、いつでも募集中です。

 

だいぶ長くなってしまいました、そろそろ終わりにしようかな。ブログ書くの楽しかった。いつもはアニメの二次創作を書いているんですけど、純粋に文字を書くのが好きなので、ブログも楽しい。またやりたいね。

 

今度は中に何を書いてる/入れてるかとかの話もしたいなぁ!トラベラーズノートは、中に入れるリフィルの数も自分で選べて、自分は二冊入れてます。一冊はマンスリー、もう一冊は、今は雑記帳になってます。それからクラフトファイルと、ジッパーケースを一つずつ。あまり入れすぎると嵩張るので、自分は二冊の厚みが好きですね。ネットサーフィンをしてると3、4冊入れている方もいる。これも好みですね。

 

手帳くらい、自分の好きなように。

 

あと、今日、ここで話したのは、全部パスポートサイズの話です。レギュラーサイズも持ってはいるけど、デカくてあんまり使いこなせてません。誰か使い方教えてくれ。

 

じゃあまたTwitterでお会いしましょう。ツイ廃なのでいつでもいます。トラベラーズノート買ったらTwitterにあげてね!!!見に行くから!

 

P.S.

流石に締めくくりがTwitterで会いましょう!はツイ廃すぎたので、少し追記。

 

トラベラーズノートって、名前の通り、旅に連れて行きたくなるような、そんなノートです。ほら、バイクに乗って遠出してさ、ちょっと休憩、ってバイクを降りた時に、パッとノートを開いて、何キロ走ってきたか書き込むとか。雨が降っていたらそのページがちょっと濡れたりして。後から読み返した時に、そのページがしわくちゃになっているのを指でなぞりながら、そういえばあの日は雨が降ってたな、って思い出したりして。

旅をしなくたって、例えば寝る前、今日の枠に、「楽しかった!」って走り書きをして、手帳を閉じて眠りについたり。

頑張れなかった日は、「サボった、、、」って書いて、明日の糧にしてみたり。

そういうことができる、いいノートだと思います。

毎日を、旅するように生きる。

 

トラベラーズノートはいいぞ!!!

毎日を、旅するように生きる

 

 

 

これトラベラーズノートの公式サイト、載せときますね

https://www.travelers-company.com/

私が今日説明したのはこれ

パスポートサイズのブルー

https://www.travelers-company.com/products/trnote/starter-kit-passport/blue

 

 

「な」で始まって「女」で終わるしりとり

なーなーな女

泣き落としが上手い女

納豆を職場で食べる女

奈落の底で生きる女

奈良県在住の女

名残惜しそうに別れを告げてくる女

なろう系小説を書いている女

名指しで批判してくる女

名指しで批判される女

なんでも可愛いという女

何にでも牛乳をかける女

生モノ好きじゃないけど大トロだけは大好きな女

殴りかかってくる女

ナイスアシストしてくる女

涙目で懇願する女

名ばかりの女

なりたい自分になれない女

何をやってもうまくいかない女

謎々が得意な女

ナイチンゲールを尊敬する女

長らくお待たせされる女

名もなき女

流れ彷徨う女

涙袋が自慢の女

何を考えているのかわからない女

靡く相手を間違えた女

なんか知らないけど気づいたら1日終わってた女

流れ弾に当たる女

南無阿弥陀仏をひたすらに唱える女

なまじかわいい女

眺めの良い場所でデートしたい女

長年片想いしているけど想いは伝えられない女

なすすべもなく見守る女

習い事掛け持ちする女

納屋で寝泊まりする女

なかなか見かけない顔の女

長野県と埼玉県とで遠距離恋愛する女